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川上先生の
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医療コラム2016.12.20

活性酸素についてもう一度復習しましょう

年末を迎えました。一年が過ぎるのが早いものです。ところでここ最近一年が早く感じるという方はいらっしゃいませんか?かく言う筆者もその通りで、つい先日お正月を迎えたと思ったらもう年末です。これは心理的なもので、人間は生きてきた時間の長さに対して一年間の体感時間が短くなるというものです。これを心理学的にジャネーの法則と言います。体感時間で考えると19歳くらいが折り返しと言われています。ですから一日一日を大切にしたいものです。

 

一日を大切にするためにはやはり健康を保つことが重要です。

健康を保つためにはやはり、様々な病気を引き起こしてしまう原因について理解しておくことが重要となります。

 

病気を引き起こしてしまう原因には様々なものがありますが、やはり生活習慣と密接な関係があるのが「活性酸素」です。

 

人間は酸素が無くては生きていくことが出来ません。しかし、諸説ありますが、原始生物を見てみると酸素は毒であり、進化の過程で酸素から効率良くエネルギーを作り出すようになったとも言われております。

 

もともと生命体にとって有害なものであると考えれば、我々人間にとっても生命維持活動に必要なものだけではなく、反対に何かしらの生体影響があると考えられます。

 

この生体影響を及ぼしてしまうものが活性酸素。

呼吸のうちの「吸」をしたときに空気が入ってきます。その空気に含まれる酸素は100%使用されるわけではありません。このうちの約2%が活性酸素になると言われています。

 

この活性酸素は言ってみれば体のサビ。酸素を作用させることを「酸化」と言います。

 

宵越しのお茶は色が変わってしまいますが、これも「酸化」した結果となります。

 

何となく色が変わってしまったお茶は飲みにくいのではないでしょうか?

 

それと似たようなことが生体内で起こっていると考えてください。

 

ちなみにペットボトルのお茶は開封しない限りほとんど色が変わることがありません。

 

これはペットボトルの原材料名を見ると分かるのですが、ビタミンCが入っているからです。ビタミンCには抗酸化作用がありますので、酸化させるのを防いでくれます。

 

人間の身体も活性酸素によって生体に悪影響を及ぼしてしまうのであれば積極的な抗酸化が必要となってきます。

 

喫煙習慣がある場合、スモーカーズフェイスと言ってシミやシワが多く出てきてしまう独特の表情となりますが、これも喫煙による活性酸素が影響していると考えられます。

 

積極的な抗酸化によって健康の維持・増進を目指してみるのも良いかもしれません。

 

 

 

川上智史

著者 : 川上智史(カワカミサトシ)


北里大学大学院医療系研究科医学専攻博士課程修了
医学博士
予防医学を専門とし、一般向けに予防医学に関する学術講演や各教育機関で基礎医学に関する講義を行い、予防の重要性について啓発を続ける。
また、メディカルアドバイザーとして医学的に生活習慣病の講演会などを行うことで、それぞれの生活習慣病予防に対する生活指導を行っている。
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